SELプログラム「何のために働くのか(1)」
今日のSEL(社会性と情動の学習)プログラムは、「何のために働くか」の1回目の活動でした。「働くこと」の意義については、人によってさまざまな価値観があると思いますが、人は「働くこと」によって社会とかかわりを持つ。そしてその関り方が自らの生き方にも大きく関係してくるということは確かなことであるといえます。中高生の一人一人が働くことや職業についての価値や意義を考えることは、将来的に生徒の社会的・職業的自立を促していく上でとても大切なことであると考えています。今日の活動では、まず働くうえで大切にしたい価値についての9項目を示し、一緒に中身について考えました。働くうえで大切にしたい9項目とは、社会貢献、自己実現、収入、安定、人間関係、名誉、環境、休暇、創造です。
次に、働くうえで大切にしたい価値についての9項目の順位付けを行い、その理由を記述する活動を行いました。
ある生徒さんは、将来「リハビリの先生」になりたいという気持ちを強く持っていて、働くうえで大切だと思うことは、第一にやりたいことや生きがいを見つけること、第二に、休暇。第三に高い収入を得ることとしていた。活動を終えて、働くということについて「自分を中心に考えていて、安定した生活をしたいと思っていることが分かった。仕事は、自分がやりたいことを選べばいいと思うし、その中で他人の思いにこたえたいという思いが芽生えるといいなと思った」と振り返っていました。働くということに対して自分自身の思いを深めることができました。
次回の活動では、今日の順位付けの結果をグループで交流し、話し合いを通して自分の考えに変化はあるのか、さらに「働くこと」についての価値観を深めていきたいと思います。
今日も一日ありがとうございました。 虹色MAX
- 2023/07/10
- 虹色MAX