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活動

SELプログラム(ストレスマネジメント(3))

 今日のSEL(社会性と情動の学習)プログラムは「ストレスマネジメント」を行いました。ストレスに対処にするにはどのようにしたらよいのか具体的に学ぼうの三回目です。
 これまでの2回は、ストレスに対処するために様々な方法があることを知り、自分一人で解決できない場合は、周りの人に相談することが大事であること学びました。
 今日は、ストレス解消にも効果がある自立訓練法について学びました。


 自律神経は「身を置いている環境や外部からの刺激に応じて、全身の状態を自動的に調整する働き」をしています。例えば、暑いときに自然と汗が出る(体温の上がりすぎを防ごうとする)のは、自律神経の働きによるものです。
 自立神経が乱れるとどうなるのか。疲労感や頭痛、めまい、不眠、肩こり、便秘、下痢、腹痛、熱っぽい感じ、食欲がない、動悸、背中の痛み、腰の痛み、手足のしびれ、息切れなど様々な変調が身体に起きてきます。


 自立訓練法は、ストレス解消以外に疲労の回復、穏やかな気持ちの獲得、自己統制力の増加による衝動的行動の減少、仕事や勉強の能率の向上、身体的な痛みや精神的な苦痛の緩和、向上心の増加にも効果的であるとも言われています。
 実際に自立訓練法の活動に入る前に集中力を高めるために、タコ糸に5円玉をつけたものを手で持ち、頭の中で「左右に動け」とか「上下に動け」とか念じてみました。心を落ち着け、集中力を高めていくと5円玉が自由自在に動させる生徒も表れてきました。


 全体が落ち着き、集中力が高まってきたところで自立訓練法を導入しました。
自立訓練法には、7つの公式があります。背景公式:「気持ちが落ち着いている」第1公式: 「右腕が重たい→左腕が重たい→両脚が重たい」 第2公式:「右手が温かい→左手が温かい→両脚が温かい」
第3公式:「心臓が規則正しく打っている」第4公式:「楽に息をしている」第5公式:「お腹が温かい」第6公式:「額が心地よく涼しい」 これらの公式とやり方を理解したうえで、今回は、第2公式まで体験しました。全員がとても集中して取り組むことができました。
 


 実際やってみて、両腕が重くなったり、手のひらや足の裏に温度を感じる生徒も見られました。
一通り体験したところで振り返りを行いました。ある生徒の感想では、「こういう暗示を自分は全然信じていなかったけれど実際にやってみると本当にその通りになったし気持ちもとても落ち着いてとても楽な気持ちになれたのでよかったです」と振り返っていました。多くの生徒がプラスの体験になったようでした。

 今日も一日ありがとうございました。    成瀬

2023/11/24
虹色DAYS

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