SELプログラム「別の面に気づこう」(1)
今日のSEL(社会性と情動の学習)では、人や物事には、様々な面があることに気づき、いろいろな立場や視点から理解しようする態度を身につけることを目的に行いました。今日は、多面的に捉える最初の段階として、まず二つの異なる面から捉えることができるように活動を行いました。
最初に、「最近スマートフォンを使うことによって起こる問題についていろいろな意見が言われていますが、スマートフォンを使うことは悪いことばかりだと思いますか?」という問いかけをしてみんなで考えてみました。
この問いかけに対しては、全員の生徒がそう思わないと答えていました。
まず、プリントを使いながら、スマートフォンの良い面について、思いついたことすべて書いてみました。
一通り書けたところで、仲間の前で発表しました。出された意見の中には、自分では考えつかなかった意見もありました。
生徒たちにとってもスマートフォンは生活になくてはならないものであることが分かりました。
次に、スマートフォンには「良い面」しかないと思いますか?と問いかけをして、スマホの「悪い面」についても考えてみました。
悪い面については、ほぼねらった通りの意見が出されました。グループの中で出された意見の中には自分では考えつかなかった意見もあり、全体の前で発表することで、一つ一つ納得することばかりでした。
このように物事を一つの面からだけでなく、いろいろな面から見ることは、自分の考えを広げてくれることになります。こうした見方は、人間関係を作るときにも大切な視点になります。
次回の活動では、身近な人を例に、一面的に捉えるのでなく、多面的に捉えることができるように、日頃の人間関係の改善にも生かせるような活動を行っていきます。
今日も一日ありがとうございました。 虹色DAYS 成瀬
- 2023/12/08
- 虹色DAYS