SELプログラム「こころの危機に対応しよう」
今日のSELプログラムは、「こころの危機に対応しよう」というテーマで活動を進めました。誰にも陥る可能性があるこころの危機。自分だけでは対処できないこころの危機に陥った場合には、一人で抱え込まずに適切な人や相談機関にサポートを求めることが大切になります。適切なサポートを求めることで、自分自身のストレスマネジメントの幅を広げることができます。最初に毎日の生活の中で、こころが苦しいと感じたことがありますか?と尋ねてみました。多くの人が「ある」と答えていました。
こころが危機に陥ったらどんな状態になるのか、そういったときはどうすればよいのか、友達から助けを求められたらどうすればよいのかという3点について学びを深めました。
こころの不調が続くと、心身にさまざまな症状が現れてきます。プリントの事例をもとに、どのような症状が現れてくるのか「身体症状」「感情」「行動」に分けて考えてみました。目に見えないこころの状態が行動を通して目に見える状態になることも実感することができました。
次に対応方法について学びました。プリントのAさんの事例をみながら、自分自身がAさんになったとして誰かに相談するときのメリット、デメリット、また、相談しないときのメリット、デメリットについて考えてみました。そして、自分自身がAさんになったとして、実際に誰にどんな内容で相談するのか具体的に考えてみることにしました。
困ったことや悩みを誰かに相談できる人もいれば、相談しない、またはできない人もいます。考えていく中で相談しないより、相談をしたほうがよいということに全員が気づくことができました。
最後に、友達から相談を受けたときに、どのような言葉をかけてあげることが有効なのか、考えてもらいました。自分がどんな言葉を相手からかけてもらったら安心できるのか3つの言葉の例から感じ取ってもらいました。悩みがありそうな友達への対応のポイントとして、友達の気持ちになって聴く。その際、意見やアドバイスはしなくてよいということを理解しました。多くの人が相手の気持ちになってまず話を聴こうという気持ちになったようです。今日も一日ありがとうございました。
虹色DAYS 成瀬
- 2024/02/26
- 虹色DAYS