SELプログラム「健康な生活を送るために」(1)
皆さんこんにちは今日のSELプログラムは、「健康な生活を送るために」の1回目の活動を行いました。今日の活動は、健康課題の中でも特に生活習慣病に焦点を当てて学習をしました。
不健康な食生活や運動不足などの不適切な生活習慣は思春期頃から始まり、年月を経ると改善が難しくなります。そうするとやがて生活習慣病を引き起こしてしまうということにもなりかねません。中高生の早い段階から、現在の生活習慣が将来の健康を左右するという意識を持たせるとともに、自分の現在の生活に目を向けてもらうことをねらいとしました。
まず、日本人の死因について資料をみながら考えてみました。特に「がん」「心臓の疾患」「脳血管の疾患」が多くみられていることを知りました。現在、日本人の2人に1人は、「がん」にかかり、3人に1人はがんで死亡すると言われています。また、生活習慣病は、食生活、運動習慣、睡眠、ストレスなどの生活習慣が大きくかかわっていることがわかっています。
まず、「健康な生活習慣のポイント」を示し、ワークシートに記入しました。
「健康な生活習慣のポイント」の覚え方「来(き)てうちスイカ」
【き】喫煙(きつえん)をしない 【て】適正(てきせい)な体重
【う】運動(うんどう)をする 【ち】朝食(ちょうしょく)を食べる
【す】睡眠(すいみん)7~8時間
【い】飲酒(いんしゅ)は適量
【か】間食(かんしょく)を上手に楽しむ
7つの項目のうちに自分は大丈夫、よく守れているという項目に〇をうち、いくつ〇を打つことができたのかワークシートの横に書き込みました。こうすることで自分が今後改善しなければならないポイントがよくわかります。
次に、ある高校生Aさんの一日の食生活を見ながら、問題点と改善方法を考えてみました。「健康な生活習慣のポイント」合言葉の「きてうちすいか」を参考にAさんの生活の問題点と改善点を考え、ワークシートに書込みました。
活動の振り返りでは、ある生徒は「今日の授業をやって、日本人の死因の多くは、生活習慣病が原因で亡くなっている人が多いと知って、僕は、いつも十分に睡眠をとれていないから、今日習った『来てうちスイカ』を思い出してこれからの生活にいかしていきたいと思いました」と感想を持ち、今後も健康を意識した生活をしていく心構えができたようです。
次回は、「健康チエック表」を使いながらさらに自分の生活を振り返ってみます。
今日も一日ありがとうございました。 虹色MAX 公認心理士 成瀬
- 2024/06/10
- 虹色MAX