SELプログラム「上手な頼み方と断わり方」(3)
皆さん、こんにちは まだまだ暑い日が続きますが、ようやく朝、夕は秋らしく涼しい季節となりました。三連休明けの今日の虹色MAXの活動は、SELプログラム「上手な頼み方と断り方」の3回目の活動を行いました。
今回の活動は、これまでのまとめの活動で様々な場面でどのような頼み方や断り方をすればよいか具体的にシナリオを作る活動を行いながら頼み方や断り方のスキルアップを目指しました。
まず自分がシナリオを作ってみたい頼み方の場面を選びました。次にその場面にあうシナリオをそれぞれが考えました。その後、ペアになってロールプレイを行いました。頼み方の場面が終わったら、断わり方の場面についてもシナリオをそれぞれ考えました。同様にペアになってロールプレイを行いました。
これまで学習した頼み方と断わり方のポイント“はりてね”(はっきり伝える、理由を伝える、提案する、ねぎらう)を活かしたシナリオができました。
以下は“先生からノートを集めて持ってくるようにいわれたので手伝ってほしいと頼む”場面をある生徒が考えたシナリオです。
A:「ねぇ、Bさん、先生からノートを集めてと言われているんだけど、一人じゃ大変だから手伝ってくれない?」
B:「いいよ」
A:「ありがとう。Bさんは男子にノートを出すように声かけてほしいな」
B:「了解」
A:「手伝ってくれてありがとう」
以下は“日曜日に映画を見に行こうと誘われたが、家族と出かけるので断りたい”場面の生徒が考えたシナリオです。
A:「今週末、一緒に映画に行かない?」
B:「ごめん、その日はいけないや。家族と出かける予定があるんだよね」
A:「そっか。分かった。」
B:「誘ってくれてありがとう。また、今度二人の予定があう日に一緒に遊ぼうね」
A:「うん。そうしょう」
活動の終わりには次のような感想を書いていました。「学校生活で困ったことがあったら、今日作ったシナリオのように相手に伝わる提案の仕方で協力して取り組みたいし、自分ができそうにないことならはっきり断れるようにしたいです」
相手を不快にさせない頼み方や断り方ができることは、よりよい人間関係をつくるためにとても大切です。上手に頼んだり断ったりできないと一人で抱え込んでしまったり、ストレスをためてしまったりすることになりかねません。相手に気持ちよく仕事を引き受けてもらったり、相手の気持ちを害さないように断ったりすることは、人間関係を良好に保ち仕事を円滑に行うために必要になってくると思います。
今日も一日ありがとうございました。 虹色MAX 成瀬
- 2024/09/24
- 虹色MAX