SELプログラム「声かけの仕方 ちょっとした声かけ」(1)
皆さん こんにちは皆さんは、鉄道やバスに乗ったとき、困っている人を見かけたらどうしますか?
ある調査によれば、困っている人を見かけたとき、特に多かったものが「時間があれば声かけ・手助けする」「相手から声をかけられたら、手助けする」「特に何もしない」という結果だったそうです。こうした状況では、「断られたらどうしよう」とか「本当に困っているのだろうか」などいろいろと考えてしまいついつい消極的になってしまうことが考えられます。
今日のSELプログラムでは、手助けが必要な人への適切な声かけの方法について、街中や電車やバスなどの交通機関の中などで、手助けが必要な人に、適切に声をかけて援助を行うことができるようになることを目的に行いました。
困っている人を助けたいと思っても、どうすればよいか分からなかった人もいるでしょう。まず手助けが必要な人へのポイントを覚えてもらいました。
「援助のポイント」の覚え方は『困っている人がいたら“いなり”の声かけ』です。
【い】(援助の)意思(いし)の確認 【な】(援助)内容(ないよう)の確認 【り】理解(りかい)した援助内容の再確認です。
援助ポイントが理解できたところで、次にどうやって声をかけて手助けしたらよいか考えてみました。
今日は、困っているBさんをAさんが助けようとする場面でどんな声かけをしたらよいか仲間と考えてみました。
困っている人の手助けをするときは、【い】まず手助けが必要かどうか、相手の意思を確認します。次に【な】どんなふうにしたらよいかという援助内容を、相手の方に確認します。相手の気持ちを尊重した対応が大切です。相手が何に困っているかわかるようであれば、具体的に「〇〇しましょうか?」と声をかけることもよいです。そして【り】自分が理解した援助内容をもう一度確認します。
援助の流れが理解できたところで、別の場面を想定して、自然な働きかけができるようになるまで仲間同士で声かけの練習を行いました。
最後に、今日の学習のまとめをどのように活かしていきたいのかプリントに記入しました。ある生徒は、「僕が今日学んだことは、困っている人がいたら自然と助けられることが大切だと分かりました。僕は、これからも困っている人がいたら、まず意思を確認などの「いなり」を思い出してこれからの生活に活かしたいです」と前向きな気持ちを持つことができました。
今日も一日ありがとうございました。 虹色MAX
- 2024/12/02
- 虹色MAX