SELプログラム「こころの危機に対応しよう」(1)
皆さん、こんにちは。今日のSELプログラムは、「こころの危機に対応しよう」の1回目の活動でした。
自分だけで対処できないこころの危機に陥った場合には、一人で抱え込まずに適切な人や相談機関にサポートを求めることが大切です。
現在、起きているこころの危機、また、今後起こりうるこころの危機に対応するために、適切な援助を求める行動ができるようになること、また、こころの危機に陥った友だちへの適切なかかわりができるようになることを学習しました。
まず、毎日の生活の中で、とても心が苦しいと感じたことがこれまで経験したことがあったのか聞いてみました。半分くらいの生徒が「ある」と答えていました。
こころの不調が続くと、心や身体にさまざまな症状が現れます。どのような症状が現れるのか、「身体」と「感情」と「行動」に分けて考えてみました。
例えば、「身体」では、食欲がなくなる、眠れない、頭痛がするなどの症状が現れてきます。
「感情」の状態としては、やる気が出ない、悲しい、つらい、イライラするなどの気持ちがつのってきます。「行動」では、ミスが増える、何もしたくない、欠席や遅刻が増えるというような状況に知らず知らずのうちになってくることがあります。
こうしたことを丁寧に扱っていくと、誰にも思いあたることがあることが分かりました。
そして、次に今の自分のこころの状態を知るために20項目のチエックリストに各々が回答することで自分自身の現在の心の健康度について客観的に知る活動を行いました。
ある生徒は、「僕は、今日の学びをやって、自分のストレスの状態を見て異常がないことが分かりました。もしストレスがあるときは、身体だったら病院だったり、心だったら身近な人に相談してみたらいいことが分かったので、これからの学びに活かしていきたいです」と振り返っていました。
次回は、こころの危機に対応するための援助の在り方について学びます。
今日も一日ありがとうございました。 虹色MAX 心理担当職員
- 2025/01/09
- 虹色MAX